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試験概要

※試験は2006年から2009年にかけて実施し、この時期に市場に流通していたコンタクトレンズおよびレンズケア用品を用いています。

@新品レンズを用いた試験

目的
シリコーンハイドロゲルコンタクトレンズと各種レンズケア用品(過酸化水素水消毒剤、ポリクォッド[塩化ポリドロニウム]消毒剤およびPHMB[塩酸ポリヘキサニド系]消毒剤)との組合せによる適合性を検討した。

対象
シリコーンハイドロゲルコンタクトレンズとレンズケア用品の1つの組み合わせにつき、15眼を対象とした。

方法
試験に用いるコンタクトレンズは開封後、生理食塩水ですすいでから各種レンズケア用品に24〜48時間浸漬させた。対象にレンズケア用品に浸漬させた各種シリコーンハイドロゲルコンタクトレンズを装用させ、2時間後にレンズを装脱し、フルオレセイン染色による角膜ステイニングを行い角膜の写真撮影を行った。角膜ステイニングの評価は、使用したレンズとレンズケア用品を盲検化し、同一試験評価者による写真判定にて行った。

A使用1週間後のレンズを用いた試験

目的
シリコーンハイドロゲルコンタクトレンズ4種と各種レンズケア用品(ポリクォッド[塩化ポリドロニウム]消毒剤1剤およびPHMB[塩酸ポリヘキサニド系]消毒剤2剤)との組み合わせを、実際の装用サイクルで1週間使用した状況で検討した。

対象
シリコーンハイドロゲルコンタクトレンズとマルチパーパスソリューション(MPS)の組み合わせ毎に、各15眼を対象とした。

方法
1週間以上、1日使い捨てソフトコンタクトレンズまたは眼鏡を使用し、その後、シリコーンハイドロゲルコンタクトレンズ4種とMPS3種をランダムな組み合わせで終日装用させた。角膜ステイニングは、使用8日目の装用2時間後にフルオレセインで染色後、細隙灯顕微鏡(ブルーフィルターとイエローフィルター併用)で観察し、角膜ステイニングの評価を行った。