目の間違ったケア - 疲れ目とドライアイ | アイアカデミー


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目の間違ったケア

まぶたの上から眼球をグリグリ

目が疲れたときに、まぶたの上から眼球をグリグリとマッサージする人がいますが、これは危険。網膜剥離を起こしたり、角膜が変形してくる円錐角膜などの目の病気を招く可能性があります。また、眼球心臓反射といって目を押すと心臓の脈拍が一時的に遅くなり気分が悪くなることもあります。

水で目を洗う

洗眼用品使用者にみられたハードコンタクトレンズによる角膜上皮障害

清潔にするつもりで、水で目を洗ったりしていませんか?目の表面は涙で潤っていますが、涙には水分だけでなく、油やムチンという物質が含まれていて目を守る働きをしています。そのほか目をバイ菌から守ってくれる物質もたくさん含まれています。目を洗うと、これらの物質が失われ、ものもらい(麦粒腫、霰粒腫)などの感染症にかかりやすくなったり、慢性結膜炎やドライアイを招きます。水道水は涙と浸透圧が異なるため、大量の水で目を洗うと目の表面にキズが付きます。市販の洗眼用品も要注意です。防腐剤による目の障害を招いたり、付属の洗眼カップから、家族中に結膜炎が流行したりします。目を洗うのはプールの後と、薬品や異物が目に入ったときだけにして下さい。プールの後に目を洗うときは、簡単に洗い流す程度で問題ありません。念入りに洗うと、かえってトラブルの原因になります。


目薬の使いすぎ

市販の目薬の使いすぎは要注意

まず、市販されている目薬も薬だということを強く認識しましょう。使う前に使用上の注意が書かれた説明書をよく読んで、定められた用法や容量はきちんと守ってください。使いすぎると副作用を招く危険性があります。例えば、血管収縮剤入りの目薬を使用すると瞬間的に血管を引き締めるため充血はとれますが、薬の作用が切れるとリバウンドで前よりも充血を悪化させます。常用するとドライアイや慢性結膜炎を招きます。その他の成分にも副作用が考えられますので、市販されている目薬は症状を緩和したい時だけに使い、常用しないようにしましょう。常用してもよいのは人工涙液型の目薬ですが、市販の人工涙液型の目薬は、ドライアイに対して、10〜15分程度しか効果の持続が期待できません。眼科ではドライアイに対してヒアルロン酸の目薬が処方されます。非常に保湿度が高く、ドライアイに対して2時間くらい効果が持続する目薬(市販はされていません)です。


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