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コンタクトレンズにありがちな誤解


コンタクトレンズにありがちな誤解

ハードコンタクトレンズはソフトコンタクトレンズよりも目の負担になる!?

ハードコンタクトレンズはかたい質感から、目を傷つけやすく、トラブルが多いと誤解されがちです。しかしながら、実際はソフトコンタクトレンズの方が重篤なトラブルが多く、ハードコンタクトレンズを使用している方が目の傷や炎症にも気がつきやすく、重篤なトラブルになりにくくなります。

酸素透過度が高いハードコンタクトレンズほど目にやさしい!?

酸素透過度が高いハードコンタクトレンズほど目にやさしいというのは間違いです。確かに酸素を多くとりこめると目の負担は減りますが、酸素透過度が高いほどハードコンタクトレンズに汚れが付着しやすくなります。汚れが付着すると酸素透過性も低下します。汚れはコンタクトレンズ眼障害の原因となります。目やになどの分泌物が多い人、レンズが汚れやすい人にとっては、汚れやすい酸素透過性の高いハードコンタクトレンズは、逆に目の負担になります。

使い捨てソフトコンタクトレンズは安全!?

1日使い捨てソフトコンタクトレンズ装用者にみられた角膜浸潤

コンタクトレンズによる眼障害は年々増えており、年間100万件以上発生しているといわれています。コンタクトレンズを装用している人の7.4%(1年間の眼障害発生率)に装用中止を必要とする眼障害が発生していると報告されています。そのうち使い捨てソフトコンタクトレンズ(2週間交換ソフトコンタクトレンズを含む)による眼障害が半数を占めています。使い捨てソフトコンタクトレンズ(2週間交換ソフトコンタクトレンズを含む)といえども決して安全とはいえません。また1日使い捨てソフトコンタクトレンズ装用者でも重篤な眼障害が多数報告されています。


CLによる眼障害の発症率 レンズの種類別
(2001年10月 日本コンタクトレンズ協議会 CL眼障害調査)
  CL装用者割合 年間発症率
HCL 41.9% 5.6%
従来性SCL 16.5% 11.1%
1日使い捨てSCL 12.1% 3.3%
1週間連続装用使い捨てSCL 0.7% 15.0%
2週間交換SCL 28.8% 9.6%
全体 100.0% 7.4%

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